加越国境「取立山(山スキー)」・白山「目附谷と荒谷間の北尾根(山スキー)」
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 「取立山」2月15日(水)
 インフルエンザの病み上がりで、今シーズン初滑りという大塚さんと久々の平日山行である。天気予報は雨または曇りと微妙で、雨なら温泉でのんびりするつもりで家をでた。勝山市に入って積雪の多さにビックリ。そういえば、年末に記録的な大雪をニュースで言っていたのを思い出した。道の駅で仮眠。
 以前は駐車するスペースに苦慮していたが、国道沿いの「いこいの森」入り口にある駐車場は除雪されていた。林道どおりに進み、雪に埋もれているバンガローを過ぎると、林道を気にすることなく快適な斜面が続いている。904mピークを過ぎて広々とした雪原を眺めながら休憩。目前には山頂に続く尾根がすっきりと横に伸びている。この地形を見て右に回り込み、尾根末端に取り付く方が登りやすいと思うのだが(数年前大雪後敗退)、地図にあるジグザグの林道(斜面になっている)どおりの方が登りやすいと教えてもらう。一部急なところを登りきると穏やかな尾根が山頂まで続いていた。誰も居ない静かな山頂で長い昼をとった。青空が覗いただけで嬉しいのに、真っ白な白山が姿を現し感激。デジカメで何枚も同じ風景を撮って、山頂を後にした。雪質は重い湿雪。それでも尾根はあっという間に過ぎ、ジグザグの林道をキックターンで慎重に滑り、緩やかな雪原はなんとか快適に滑れて、駐車場に戻った。
 白山市白峰の「展望の湯」(650円)にゆったり入ってリフレッシュ。大衆食堂でゆっくり食事をして、店を出ると雨が降っていた。インフルエンザ全快祝いで夜が更けるまでお酒の相手をしたかったが、日頃の寝不足もあって、はや19:00には深い眠りについていた。(田代 記)
・コース=国道脇駐車場(9:00)〜・904(9:45〜10:00)〜取立山(11:35〜13:15)〜国道脇駐車場(13:50)

 「目附(めっこ)谷と荒谷間の北尾根」2月16日(木)
 目覚めたのはなんと7:00。小雨が降っている。白峰スキー場には何台もバスが来て、ゼッケンを着けた子供達がリフトで上っていく。「ど〜しょう? 一応下見にいこか〜」と小雨の中を出発。
 中宮スキー場の向かい1327mピークが目標で、山スキーワールドの山田さんの報告を読んで知った。目附谷林道に入ってすぐの生コンプラントに駐車。雨は上っていた。目附谷林道はデブリが出ていていやらしい。1kmほど進み、橋を渡ってウサギ谷林道に入る。数日前の1本のトレースがあり、下りは谷に綺麗なシュプールが描かれていた。動物の足跡がいっぱいついている。可愛いもみじの様な足跡は子熊の足跡だろうか? 大きな人の手の様な足跡の傍に必ず付いている。大きな穴はカモシカのようだ。名前のとおり、うさぎの足跡もいたるところについている。650mのヘアピンカーブで林道を離れ尾根に乗る。中宮スキー場がガスの切れ間に見えて、なんとも幻想的で美しい。一里野スキー場の音楽が聞こえて、せっかくの雰囲気が台無しなのが残念だ。目の前をちょっと灰色かかった丸々と太ったうさぎが横切っていった。上に行くほどに尾根も快適になり、帰りが楽しみである。突然黒く動く動物を見つけ大きな声で「熊や〜」と叫んでしまった。それはカモシカで、大きい身体を深雪の中でもがき、急いで逃げて行くようだった。手前のピークでタイムリミット。早く起きていればと後悔したが、再訪の理由ができた。ぜひパウダーの時に来てみたい。天気も悪いので尾根を戻ることにする。湿雪でも滑りやすい。何処を滑っても林道に出合うので、快適な斜面を選び楽しめた。
 京都まで帰らないといけないので温泉はパス。大塚さんは病み上がりで山スキーの感覚が戻るか心配していたけれど、完全に復活したようだった。おみやげに、白峰の堅豆腐・厚揚げ・こんにゃくを買って帰った。京都の軟らかいお豆腐に慣れていて、堅い豆腐は苦手だったが、この頃おいしいと思うようになってきた。厚揚げもよかった。白峰から白山あたりは、山はもちろん温泉も酒も食べ物もすべて良し、本当に良い所だ。大塚さんが、温泉に入る前に「これからが本番や」と言った言葉がいつまでも耳に残っている。(田代 記)
・コース=生コンプラント(9:30)〜尾根(11:00)〜手前のピーク(13:00〜14:00)〜生コンプラント(15:00)

・日 程=2月14日(夜)〜16日
・参加者=大塚勇三・田代妙子
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