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左=クチクボ峠 右=大きな山容の803m峰 |
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左=ブナの林を行く 右=根来坂にあるトチの木 |
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巨樹に囲まれた池付近はとくに美しい |
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紅葉を見に朽木最奥のエリアへ行った。江若国境のクチクボ峠(鍋窪峠)から根来坂まで、主稜を忠実にたどろうという目論見である。
生杉から車道をワカンビ谷(若走路谷)出合まで歩き、よく踏まれた植林道を峠に向かう。まだ高校生だっときに一度越えているが、すっかり周りの様子が変わってしまい戸惑うばかりだ。広葉樹林が広がると峠に着いた。三国峠側には、意味不明の「○経墓」と彫られた石が目につく。北へ登り着いたピーク(たしか、「東谷山」と呼ぶはず?)では、鍋窪谷に向けてよい道がつづいていた。地図上の道とほぼ重なるが、本来の峠道は峠から左に山腹を巻いている。
次に大きな803mピークをめざす。樹間からその山体を仰ぎ、気を引き締めて進む。最高地点は主稜から少し東にズレている。その後600m台に下がり、東へ向くようになると大きな木が現れ、広い尾根上に池を持つところに出た。辺り一面を巨樹が覆い、たいへん素晴らしい景観が展開している。
昼食後は再び登りが多くなり、ネゴリバタノタカからの尾根を合わせると「おにゅう峠」の林道に出た。ここで池野さん・山北さんと出会う。写真を撮りに来たが、条件が整わずだめだったとのこと。
根来坂の峠まで稜線をたどれば、急に人の姿が増えた。みな、百里ヶ岳方面から下りてきたパーティだった。長い峠道を生杉へ向けゆっくり下った。
紅葉には少し早かったが、高い標高では既に葉を落した木もあり、季節は冬支度を始めていた。(竹内 記)
・日 程=10月22日(日)
・コースタイム=生杉(8:30)〜クチクボ峠(9:40)〜[東谷山](10:05)〜おにゅう峠(13:40)〜根来坂(13:45)〜
生杉(15:05)
・参加者=田代妙子・竹内康之
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