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左=大栃 右=大杉(裏) |
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左=オグラス 右=白倉連峰 |
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当会草川さんの巨樹の本に誘われ、平良からトチサコの大栃、白倉中岳の大杉を訪ねる。
県道から平良ふれあいセンターに入る所に「白倉岳登山口3時間」の標識。
電柵を潜り、しばらく林道を行き、「トチサコ登山口徒歩1時間30分」の杭から小杉谷に沿い、山道を登る。
急斜面の谷源頭付近に大きな桂の木。さらに登ると、杉植林を背景に、大栃が天空に枝を拡げる。大枝の下には何物も寄せ付けないだけの貫禄がある。
尾根へは、登山道とはいえない急斜面。山の持ち主Mさんは、「若い頃苗を100個運び上げ植えて昼からもう一回来た」という。
尾根(送電鉄塔巡視路)の展望は、這い上がって来ただけの価値はある。
府県国境の山並み(909m〜ヘラ奥〔イチゴ谷山〕〜経ヶ岳〜三国岳、奥に芦生の927m〜921m〜天狗峠の稜線、更に818m〜三国峠〜遠敷峠〜百里ヶ岳まで。
前方に白倉連峰、後に武奈・蓬莱・権現。さらに鎌倉・峰床山を望む。
烏帽子峠で蛇谷ヶ峰を眺めつつお昼。小川への峠道はしっかりと掘れ込んでいる。
白倉岳で武奈・釣瓶を眺め、今日の二番目の主役、中岳の大杉を訪れる。
山頂で風雪に耐え、踏ん張る凄い重量感。一本枯れているが、太い三本の幹が直立している。幹を支える横の張り出しが力強い。
帰りは尾根を引返し、急斜面を避け、ヤブ尾根を下りる。これも、なかなか。
ガイドブック『巨樹の誘惑』にコースが載っているが、この地に詳しい方に同行願わないとしんどいのでは。 (多田 記)
・日 程=3月4日(日) 09:10-16:30
・コ−ス=平良〜トチサコ〜烏帽子岳〜白倉岳(往復)
・参加者=多田ほか
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