札幌近郊「余市岳」
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左=ゴンドラ終点から見る余市岳  右=山頂からニセコ方面を望む
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左=余市岳山頂  右=細い稜線と余市岳(右奥)
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4月19日 余市岳
 テントを早々に撤収したが、9時にゴンドラが動くまで随分待たされた。若い従業員がぞくぞく出勤してくる。この時期、平日に客は来るのだろうかと疑問に思っていたが、学校の団体や競技のスタイルをしたスキーヤーが多く来ていた。ゴンドラで1185mまで上がると余市岳は間近にあった。昨日登った積丹岳の白い山並みが綺麗に見渡せた。
 「飛行場」と呼ばれている広い稜線から、お椀を伏せたような余市岳との間は、狭いコルで繋がっている。その稜線をゴンドラ乗場から見ると、アイゼン・ピッケルがいるのではないかと心配するほどナイフリッジに見えたが、近づいてみるとそれほどでもなかった。リッジの両側にシュプールを見たときはホッとした。スキーを担いで登ろうと弱気になったが、何とかシールで登りきれた。余市岳山頂には、もう暫く緩やかな稜線を進まなくてはならなかった。少し霞んでいたが、山頂から羊蹄山やニセコの山並みが見渡せた。360度の眺望を満喫して山頂を後にした。
 滑りの醍醐味はあの細い稜線だけで、後はずっと歩いてゴンドラ乗場に戻らなければならなかった。いつもは嫌いなゲレンデ滑降だが、雪質良し、斜度良し、人も少なく快適だった。山行が無事に終了して、嬉しさがこみ上げてきた。  朝里川温泉で汗を流し、小樽を観光した。焼き魚の炉辺焼きで夕食を済ませ、フェリー乗場に向かった。

4月20日
 フェリーでは2等の一部屋を三人で独占状態だったので、のんびりと寛ぐことができた。この一週間を振り返るには、フェリーでの20時間は丁度よかった。美しい山容が次々と思い出されてくる。どの山も素晴らしかった。雄大な大地にいると気持ちがゆったりするのだろうか。もう、これは癖になりそうだ。
 定刻どおり21時に舞鶴へ到着。狭い国道に文句を言いながら、我が家へ向かって最後のドライブに気持ちを集中させた。(田代 記)

・日 程=4月19日
・コ−ス=ゴンドラ終点(9:15)〜余市岳(11:10〜11:40)〜ゴンドラ(12:30)
・参加者=田代妙子・荒川聖一・竹内康之
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|関連ページ(「札幌近郊の山」)|
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