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左=マルミノヤマゴボウ 右=サワルリソウ |
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左=ポンポン山山頂 右=マツカゼソウ |
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猛暑の続く8月13日、夏山の遠出に行きそびれ、車の混雑を嫌って選んだのはポンポン山だった。最近、大山崎に引っ越した児玉さんに案内を頼むと、「軟弱コース」か「健脚コース」と聞かれたので、「軟弱コース」でお願いした。
JR山崎駅から児玉さんの車で川久保へ移動。渓谷沿いにポンポン山をめざす。木蔭で涼風のある林道だった。なにやら見ている二人連れがいたので聞いてみると、この辺りでは珍しい「マルミノヤマゴボウ」があると教えてくれた。お二人は、それから先も草花をじっくり眺めながら歩いておられた。よく見ると可愛い草花が咲いていたので、写真に撮った。
この渓流は「水百選」に選ばれていて、登山道に入ると三ヶ所ほど水が湧いていた。顔や手を洗い、喉を潤すと生き返った。冷たくて美味しかった。明るい見晴らしの良い山頂には数パーティーが休憩していた。
数年前に、見晴らしを良くするために誰かが草木を伐採したらしい。荒れた箇所は紐が張られ「ここは個人の所有地で勝手に……」の看板が掛かっていた。
木蔭のベンチで昼食にした。登山道は涼風だったのに、山頂では黒い雲が広がり始め、強い風が吹き寒いくらいだった。
下山コースは、釈迦岳を踏み、川久保尾根コースを歩いた。ほとんど木蔭で涼風が吹き快適だったが、じわじわ暑さが戻ってきた。児玉さんは、他にも谷沿いの気持ちよいコースがあるので歩いてくるように言ってくださったが、サントリービール工場の見学を要望した。甲子園球場が9つ入る敷地に綺麗な工場があった。機械がフル稼働して、人影はまばらだった。40分見学して、20分試飲を楽しんだ。運転と案内とビールの試飲ができない児玉さんには申し訳なかったが、充実した楽しい一日だった。
ポンポン山という変わった名前は、山頂で足踏み(ジャンプ)をすればポンポンと音がするからと教えてもらったが、今も半信半疑でいる。
(田代 記)
・日 程=8月13日(月)
・コ−ス=川久保(9:30)〜渓流コース〜ポンポン山(11:30〜12:10)〜釈迦岳(12:40)〜尾根コース〜川久保(14:30)
・参加者=谷口正俊・佐藤由子・児玉庸助・田代妙子 |
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