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左=ブナの峠道 右=カエデ類が色づく |
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左=:トロッコ道 右=:傘峠・岩谷峠・三国岳 |
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カメラを肩に芦生古道を訪れる。佐々里峠から入ると、早速ブナが出迎えてくれる。
灰野への下りをやり過ごし、平安中高山岳部・井栗氏により復活した「芦生古道」の尾根道を進む。
「ハイキングには不適当」と看板にあるが、なるほど尾根の分岐は平面的ではない。
急斜面では踏み跡も定かではなく、うっかり降りてしまうと登り返しが大変なので、一息入れて地図を見る。
こちらは能無しなので、地形図頼りに尾根の背を進むばかりだが、鞍部で古道の踏み跡に出合う。
荷を背負って人馬が通った踏み跡は、ピークを捲き地形のアンジュレーションを巧みに避け、緩やかな曲線を描いて上り下りが少ない。
須後へは、いかにも急斜面。途中でテープや紐など散見されるが、確たる踏み跡なし。
ヘリがブナノキ・傘峠方向で旋回しているようだ。
杉林の中をジグザグに降る。由良川の滔々たる流れを聞くうちに線路へ降り立つ。
灰野でお昼とし、峠に登り返す。けっこう急斜面だが、九十九折れの登りは、今日はありがたく感じた。
一刻灰野谷に沿い、渡り、渉り返し、さらに右側尾根へ登る。ところどころ不明瞭なところもあるが、素晴らしい峠道だ。
今日は心拍計を持参して計りながら歩いたが、有酸素レベルで一服することなく峠に帰り着いた。
大段谷山は時間の制約でパス。里の夕暮れは早い。広河原は山陰で寒々としていた。
今日は好天に恵まれ、ゆっくりと峠道歩きを楽しんだ。(多田 記)
・日 程=10月28日 09:15-15:25
・コ−ス=佐々里峠〜「芦生古道」〜灰野〜佐々里峠
・参加者=多田 徳 |
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