飛騨「帰雲山(山スキー)」
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左=沢の中間部  右=山頂の電波管理小屋
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左=山頂にて記念撮影  右=パウダーを滑る
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 ここ数日冬型の気圧配置が続き、積雪は徐々に増えていた。3日(日)の天気予報も荒天が予想されたので、あまり欲深い計画はやめて樹林の美しい帰雲山に行き先を決めた。
雪は庄川インターを出た頃から降り始めて、道路はみるみる白くなっていった。午後9時に白川郷道の駅に到着。軒先にテントを張らせてもらったので(勝手に)、何の心配もなく暖かく寝ることができた。
5時起床。雪は降り続けていた。白川郷の駐車場に移動。朝早くから観光客が写真撮影をしていた。林道を進むと、既に今日のトレースが付いていた。ありがたく後を追わせていただく。沢の中央は帰りのために残してあるのか、尾根沿いを上手くトレースしてあった。先行パーティーから遅れた女性に追いつくが、我がパーティーも私のペースに合わせてくれるので、ラッセルをしているお仲間に最後まで追いつくことはなかった。宮谷林道から尾根に乗ると、ブナ林の樹氷が美しかった。
 帰雲山はこれといって特徴のない山頂だが、小さな電波管理小屋がある。雪が降り続いていたので、中で休ませてもらった。寒さをしのげて、とてもありがたかった。
 下りは、1528m・1472mを上手くトラバースして、そこから素晴らしいパウダースキーを堪能した。宮谷林道からの沢中も良い雪だった。ラッセルしてくれたパーティーには大変申し訳なく思う。しかし、降雪のなか、「猿ヶ馬場山からの下山が遅くなっても、我々の滑った跡があるので迷うことはないだろう」なんて、勝手なことを思っている。細い林道を滑り、観光客で賑わう明善寺の横でスキーを外した。
 観光客から不思議そうに観られ「上にスキー場があるのか」などと質問を受けた。大分から来た女性はストックを握らせて欲しいと物珍しげだった。ナルニヤ国から箪笥の扉を開けて現在に戻った、そんな感じがした。
 白川郷温泉で汗を流し、庄川道の駅で食事を済ませ、渋滞もなく午後10時に京都へ戻った。無駄な時間がなく、充実した一日だった。
                                                          (田代 記)

・日 程=2月3日
・コ−ス=白川郷駐車場(7:00)〜林道入口(明善寺=7:15)〜宮谷林道(9:20〜9:30)〜帰雲山(12:30〜13:30)〜
     宮谷林道(15:00)〜林道入口(明善寺=15:40)〜白川郷駐車場(16:00)
・参加者=草川啓三・松田仁志・田代妙子、会員外1名
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