 |
支尾根から見た白山 |
 |
左=ブナの木のある尾根 右=稜線に到着 |
 |
銀杏峯(山頂は右) |
 |
 |
 |
昨夜は「宝慶寺いこいの森」でテントを張った。積雪が多いと、ここまで除雪されていないこともある。
朝7時に5台の車が入ってきた。静かだった「いこいの森」に高揚した雰囲気が漂った。
銀杏峯へは「いこいの森」から1150mのピークを通って行くのが一般的なルートである。今回、私達は少し下った東の尾根から登ることにした。このルートは山頂手前に細い稜線のトラバースがあるので、山頂には行かず稜線に出たところを到達点とした。
ここから入山するパーティーは他になく、私達だけの静かな山行になった。尾根の取りつき地点まで林道をショートカットしながら進む。尾根は雑木林が蜜で、帰りが思いやられる。上の林道に出ると、大野平野や越前の山が見渡せるようになり、ホッと一息つけるところだ。快晴で春のような日差しに、早々にジャケットを脱ぐ。高度が上がると疎林になり、雪質も軽くなってきた。1000mを超えると尾根に小さな雪庇が張り出し、大きな枝を伸ばした大木が並ぶ美しい所がある。白山連峰などの眺望が素晴らしい。ひと頑張りで稜線に到着した。真っ白い銀杏峯山頂は、1440mの山とは思えないほど美しく雄大に見える。静かな稜線で、景色を愛でながら昼食をとった。
期待と不安の入り混じった下りは、稜線直下と疎林の中は気持ちよく滑れた。残りは藪と植林の滑りになるが、案ずるより下りは早かった。
林道で釣り人に出会った。魚篭を覗かせてもらうと、岩魚とフキノトウが入っていた。春はすでにそこまで来ているようだ。(田代 記)
・日 程=2月11日
・コ−ス=水車小屋(8:00)〜稜線(12:45〜13:45)〜水車小屋(15:20)
・参加者=草川啓三・田代妙子 |
|