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| 左＝穴毛谷全景 右＝ザイテンタール |
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| パノラマ（写真にマウスを重ねると拡大した画像が見られます） |
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| 左＝笠ヶ岳 右＝山頂からの滑降 |
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| 天候の都合で、当初の予定を１日ずらせて５日夜に上宝の道の駅に到着したが、天気予報どおり強い風と雨。テント設営はあきらめて狭い車で寝て、６日朝、まだ薄暗い中を新穂高に向かった。 歩き始める頃はすでにすっかり明るくなっていて、期待通りの好天になりそうだ。穴毛谷は思った以上に雪がある。堰堤を越えるとずっと雪が続いているのが見えたが、雪面が堅いのでしばらくアイゼンで歩く。 田代さんのストックがシュルンドに落ちて、それを拾い上げるのに手間取ったりしたが、なんとか穴毛大滝を巻いて、杓子平の下の斜面からシール歩行に切り替えた。 杓子平は、穴毛谷とはうって変わって明るく開けた広大な斜面。抜戸岳の東側の稜線に乗ると、槍穂高連峰の素晴らしい景観が大きく広がっていた。 抜戸岳の頂上へは一人で向かう。頂上直下の雪庇をツボ足で乗り越えて、無事登頂。360度の展望を楽しんだ後はお楽しみの滑降が待っている。雪庇を下りる瞬間はかなり緊張したが、急な部分を無事通過すると極上のザラメの快適斜面が登りの疲れを吹っ飛ばしてくれた。 田代さんと合流して、杓子平の広大な斜面を快晴無風の最高のコンディションのもと、たった二人で独占して快適に滑った。 穴毛谷はデブリや落石で荒れた斜面だったが、適度に雪も緩んでいて、これはこれで楽しい滑りを味わうことができた。 下山後は、定番の「ひらゆの森」の温泉を堪能して、今年のゴールデンウィークの有終の美を飾ることができ、大満足の１日だった。 （松田 記） ・日 程＝５月６日 ・コ−ス＝新穂高駐車場（5：17）〜堰堤（6：15）〜三の沢（7：30）〜穴毛大滝上（10：10）〜抜戸岳（12：45）〜稜線（13：30）〜 堰堤（14：15）〜新穂高駐車場（15：00） ・参加者＝田代妙子・松田仁志 |
