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七重の滝 |
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左=天狗の稽古場 右=越えて来た奥駈道 |
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前鬼から大峰山脈に登り、修験の山々を天狗山・地蔵岳・涅槃岳・証誠無漏岳・阿須迦利岳・転法輪岳・倶利伽羅岳・行仙岳と巡る。
七重の滝は道崩れのため、車道から見る。車止から橋を渡り旧道を行く。
前鬼で荷を置き、三重の滝裏行場を往復する。
前鬼小仲坊の主は、先祖は「鬼」だという。
役ノ行者の左前の鬼は斧を持ち道を切り開き、右の前鬼は水瓶を持ち食事のお世話をした、と。
「お前達も良く修行を積んだから」と、人間にしてもらったとか。
土・日と泊りの予約がある時は枚方から通うとのこと。
二日目は、6時から10時間の修験の道を辿る。
地形図以外に、石楠花岳・奥守岳・般若岳とピークがあり、左右の支尾根も延々と続く。
このエリアは、「新宮山彦ぐるーぷ」が管理されており、持経ノ宿などはとくに素晴しい。
囲炉裏を切り、薪まで備えられている。
急斜面の段付け、笹刈りなど、道普請も多事にわたり施工され、自治体のお金をかけた階段や遊歩道もどきとは異なり、自然が残されている点が修験道らしく好ましい。
平治ノ宿も囲炉裏が切られ、雨風の折には内で炊事ができるよう、ベニヤ板が備えられていた。
ただ、水場がかなり下で、涸谷から滲み出る水を桝で受け、木の葉っぱが浮いている。
三日目は、笠捨山まで行く予定を変更し、行仙岳から白谷トンネル東口に降りた。(多田 記)
・日 程=11月1日〜3日
・参加者=多田 徳ほか
・コ−ス=11月1日 10:40-15:50 林道車止〜前鬼小仲坊〜三重の滝(往復)
11月2日 06:00-16:30 前鬼〜太古ノ辻〜天狗山・地蔵岳〜阿須迦利岳〜平治ノ宿
11月3日 06:50-10:35 平治ノ宿〜転法輪岳〜倶利伽羅岳〜行仙岳〜白谷トンネル東口 |
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