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左=もうすぐ山頂. 右=山頂からカリカリ斜面を滑降 |
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山頂で記念撮影 |
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大辻山に誘われて一度はその気になったけれど、どうも胸騒ぎがする。兼用靴が新品で足に馴染んでないこともあり、取立山に別行動させてもらうことにした。
取付の「東山いこいの森」で積雪50cmと、ここも2月としては雪不足である。靴の調子を確めるように林道通りゆっくりと登る。山スキーヤーの姿はなく、登山者が多かった。林道のトレースもボコボコで、ブッシュも多く、帰りが思いやられそうだ。このコース唯一の核心部、急登も難なくクリアー。何度も来ているが、こんな状態は初めてだった。大塚さんから「大辻山はもう1時間以上も急坂のカリカリや。来んで良かったで」と携帯電話が入る。「良かった」とホッとした。
今回唯一出会った山スキーヤーから「山頂は多くの登山者が宴会してますよ」と聞かされた。山頂手前で多くの登山者とすれ違った。山頂は静かになっただろうか。
山頂到着。10名ほどの静かな山頂だった。青い空と真っ白な白山は何度見ても感動する美しさだった。誰もが白山に向って休憩を取っている。大塚さんに電話を入れると、予想以上に苦戦しているという。大辻山の山頂に着いたら連絡すると言うので、取立山山頂で大休止することにした。「東山いこいの森」に戻るのは、登山者のトレースで登り以上に悪くなっていると思った。谷峠へ下りようかと迷っていたとき、谷峠から登ってきたボーダーに話を聞くことができたので、谷峠に下りることにした。大塚さんに電話しても通じない。連絡が取れないまま山頂を後にした。苦戦していると聞いたので、もしものことを考えると気が気でなかった。稜線途中で携帯電話が鳴った。大辻山は圏外で通じなかったらしい。私たちの変更を伝え、谷トンネルに迎えに来てもらうように頼んだ。
尾根は、景色も雪質も良く快適だった。大塚さんの方が早く着くだろうと言われたので、護摩堂山には登らず、護摩堂峠から林道に降りて谷峠に向った。林道は平坦な部分も多く疲れた。谷トンネルに着いて10分ほどで大塚さんが来てくれた。
何もかも順調に運び、お互い満足な山スキーだった。(田代 記)
・日 程=2月7日
・参加者=佐藤由子・田代妙子
・コ−ス=東山いこいの森(8:15)〜取立山(11:45〜13:00)〜林道(14:10)〜谷トンネル(14:50) |
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