 |
左=馬見の滝 右=坂谷遡行 |
 |
左=中山谷山の尾根 右=天狗峠のアシウスギ |
 |
カズラ谷 |
 |
 |
 |
中山谷山
五波峠から、若丹国境を行って権蔵坂へ。注意点が三箇所あり、要注意。権蔵谷を降り、櫃倉谷に出合い、トチ・サワグルミ・カツラなどの大木が背を伸ばす緑濃い谷を降る。台高の林は明るく気も晴れるが、この深奥幽玄の世界を彷徨すれば気分が落ち着く。坂谷左俣を遡上するが、梅雨の時期にしては水量が少ないようだ。中山谷山周辺の尾根歩きは心地よい。ブナ・ミズナラ・ナツツバキなどが点在し、緑の風が吹き抜ける。斜面にカエデ類が見られるので、紅葉時、オクノタンから芦生山の家までこの尾根を歩いてみよう。
天狗峠
林道終点から滝谷を遡行し、縦走路分岐点から天狗峠へ。西尾根を行き、七瀬への尾根を右に分け、直接カズラ谷出合をめざす。尾根が細くなると踏み跡が見られ、長いだけに緩やかで、七瀬への尾根と同様見直されてもよい尾根筋だ。カズラ谷は緑濃く、大谷と同様ゆっくりと一眼と三脚を担ぎ撮りに来たいものだ。
深い緑を映す平流も、ゲロク谷出合・植橋谷出合を過ぎると小滝が続く。滝の無い桑ノ木谷を遡行するが、最後の登りはスギの幼木に阻まれやっとCa.920の北側鞍部に這い上がる。P.927北東尾根から岩屋谷出合をめざし長い尾根を降る。梅雨の明けぬなか好天に恵まれ、両日とも深い緑の中を歩く。(多田 記)
・日 程=7月13日 09:15-13:50
・コース=五波峠〜権蔵坂〜櫃倉谷〜坂谷〜中山谷山〜五波峠
・日 程=7月15日 08:45-17:15
・コース=滝谷〜天狗峠〜カズラ谷〜桑ノ木谷〜P.927〜岩屋谷出合
・参加者=多田 徳ほか |
|