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独標858mに登る細い尾根750m辺り |
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左=山頂到着「お疲れさま」 右=核心部の細い尾根を滑る |
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左=金糞岳から琵琶湖の眺め 右=山頂で記念撮影 |
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国道303号線バイパスが全線開通して、岐阜県坂内村へ行くのに早くて便利になった。
木之本には雪のかけらも無いのに、金居原まで行くと急に雪景色になった。トンネルを越えて岐阜県に出ると、一面真っ白の雪国だった。営業が終った道の駅「夜叉が池の里さかうち」の庇の下にテントを張った。
6時20分に道の駅を出ると、鳥越林道入口までわずかの距離である。林道はまったく除雪されてなかった。国道を挟んで東に掛かる除雪されていない橋に駐車スペースが掘ってあったので、車はそこに置いた。
林道の積雪は、沢の流れで途切れているところが一箇所あったが、奥に行くほど増えて1m近くあった。スノーモービルの轍がずっと続いていた。
浅又川を渡る地点では、あてにしていたスノーブリッジは無く、ビニール袋を履いて徒渉した。水量は少なかったが、袋は石で穴が開き靴の中まで水が入ってしまった。
予定の尾根に取り付いた。積雪が多いせいか登りやすい。クラスト気味なので3名はクトーを着けた。独標858mに登る細い尾根は、上りより下りの方が緊張する一番の核心部であった。その他は、疲れるが歩きやすく快適であった。1100mの稜線に乗ると緩やかな登りになる。金糞岳山頂が遙か遠くに見えるのでガックリするが、素晴らしい景色を眺めての稜線漫歩は疲れを吹き飛ばしてくれる。白山・御岳山・乗鞍岳、北アルプスも見えた。そして山頂に着くと、琵琶湖が物凄い大きさで広がっているのに驚く。この風景は美しく、何度見ても感動の声を発してしまう。
さあ、滑降である。広い稜線なので落ちることは無いが慎重に滑る。何とも気持ちが良い。ヒーヒー言って登った所まで、あっという間であった。そして核心部の細い尾根を横滑りで下り、休憩をとった。そこから徒渉地点までも、藪に煩わされることなく滑ることができた。穴の開いたビニールを履いたので靴に水が入ったが、オーバーズボンは濡れなかった。緩やかな林道は滑らないのではないかと心配していたが、フィナレーにちょうど良いスピードでドンドン滑っていった。(田代 記)
・日 程=2月7日
・コース=国道303号線林道入口(7:00)〜徒渉点(8:50〜9:10)〜独標858mに登る細い尾根750m辺り(10:20〜10:35)〜
金糞岳(トップ着12:00/ラスト着13:00〜13:40)〜独標858mに登る細い尾根750m辺り(14:20〜14:30)〜
徒渉点(15:00〜15:20)〜国道303号線林道入口(16:00)
・参加者=荒川聖一・草川啓三・大塚勇三・佐藤由子・田代妙子 |
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