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上谷山はスキーやワカンで何度も登っているが、雪も多くどの尾根を登っても楽しい山だ。
前夜、広野ダムのトイレの横にテントを張ったが夜中から雨が降り出した。宇津尾の公衆トイレの横に駐車して雨のやむのを待って出発。9時前になり頂上までは無理かもと思いながら歩き出した。日野川の本流や支流はどこもすごい水を吐き出している。この暖かさで急激に雪解けが進んでいるようだ。宇津尾から登る鉄塔尾根の取付は2.5万図にあるジグザグに登っている林道を使った。尾根上は意外と雪が少なく、相当雪解けが進んだようでかなり灌木が出ていた。稜線までほとんどが伐採されており、片側は植林が続き、ブナの自然林が続く尾根でないのが残念だった。終日濃いガスで脇目もふらずにひたすら登って稜線に出たが、地形もまったく分からず風が強く吹き付けるばかり。14時20分にやっと頂上らしきところに着いたが何も見えない。GPSで頂上であることを確認した。
待望の滑降だが雪が悪いのでゆっくりと安全運転。稜線から鉄塔尾根へと下っているうちに少しは明るくなったが、ガスの中を時間にせかされてほとんど休むことなく下った。灌木が出ていたものの、そんなにブッシュに苦しめられることもなく下れたのは幸いだった。(草川 記)
・日 程=2月28日
・コース=宇津尾(8:50)〜県境稜線(12:50〜13:35)〜上谷山(14:20〜14:30)〜県境稜線支尾根への分岐(15:00)〜
宇津尾(17:05)
・参加者=荒川聖一・草川啓三 |
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