南アルプス「鳳凰三山」
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10月12日
 秋の鳳凰三山を縦走したいと以前から思い描いていた。幸い平日の3日間休みが取れたので、山友を誘い4人で出かけた。甲府まで夜行バス、夜叉神峠登山口までタクシーを使う。
 唐松林のなかよく整備された道で、約1時間で峠に到着。小屋の広場からは白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)の好展望台になっており、雄々しく立派な姿が私たちを圧倒するように聳えている。縦走路は北へ、再び樹林の中の尾根道をたどる。大崖頭山の西肩のコルを過ぎれば杖立峠の標識があり開けた場所に出る。山火事跡らしく草原になっていて見晴らしも良く、温かいので昼食タイムにする。この先もひたすら原生林の中を登りつめると、苺平に到着。ここまでくれば南御室小屋は近い。ゆっくり休憩を取って、シラビソの原生林の風情を楽しみながら緩やかな下りとなり、ひっそりとたたずむ小屋に到着した。平日とあって、私たち4人と千葉から来た20代の女性3人の計7人が今日の宿泊客である。
・コース=登山口(8:20)〜夜叉神峠(9:30)〜杖立峠(11:20)〜山火事跡(昼食、11:40〜12:20)〜苺平(13:22)〜
     南御室小屋(14:20)

10月13日
 小屋の前からシラビソの樹林帯の急登が始まる。緩やかな登りになると森林限界となり、今までの様相ががらりと変わって花崗岩の白い山稜が目に付いてくる。薬師小屋からハイ松帯をたどり、白砂の斜面を登ると薬師岳の山頂に到着。広い山頂からは、白根三山・甲斐駒ヶ岳・富士山も見ることができた。薬師岳から観音岳は快適な稜線歩き。白砂にハイ松の緑、カラマツの黄葉、紅葉した木々、斜面を埋め尽くしている、まさに錦秋の山。この一瞬を味わえる幸せを感謝しつつ、三山目の地蔵岳に向かう。大抜沢ノ頭を登り、賽ノ河原へ下って地蔵岳の基部に到着。地蔵岳のシンボル、オベリスクが天を突くように聳えている。岩稜は登れないのでここで昼食、休憩を取る。白砂の斜面を下り、ダケカンバの樹林帯を下れば鳳凰小屋。ドンゾコ沢コースを下る。青木鉱泉まで1700mの標高差。急差面の連続で思いのほか時間がかかってしまい、フラフラになりながら青木鉱泉に到着した時は、あたりはすかっリ暗くなっていた。(堀田 記)
・コース=小屋(6:10)〜薬師小屋(7:50)〜薬師岳(8:14)〜観音岳(8:57)〜地蔵岳(10:55〜11:35)〜
     鳳凰小屋(12:18)〜五色の滝(13:05)〜白糸の滝(13:57)〜青木鉱泉(17:15)

・日 程=10月11日(夜)〜14日
・参加者=千田英子・山田とみ枝・佐藤由子・堀田昌子
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