湖南「三上山」
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左=割岩を登る  右=三上山山頂直下の見晴台
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美しい山容の三上山
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左=奇岩で記念撮影  右=妙光寺の磨崖仏
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 三上山は、ずっと気になりながら登る機会がなかった。梅雨の晴れ間に急に登りたくなって、『滋賀県の山』による適期(6月)ギリギリではあったが、暑さを覚悟で行ってみることにした。
 JR野洲駅が近づくと、車窓からこんもりとした三上山が近くに見えた。名神高速から見る形と少し違い、「コブみたい」が第一印象だった。表登山口まで車道を歩いた。
 登山口は、柵が張り巡らされ、門が設けられていた。「登山者の皆様へ、猪被害で大変困っています入口を開けたら必ず閉めて下さい」と、滋賀森林管理署の大きな看板が立っていた。
 登り始めは鬱蒼とした林の中で、苔むした雰囲気がとてもよかった。妙見堂にある標識によると、表登山道は「山頂までは約1.1km(約35分)で急坂が多く、健脚向の登山道です」とあるが、小さな子連れも登っていた。コースは変化に富んで楽しかった。二越からの展望、岩の割れ目を登る割岩、ヒトツバ(シダ)の群生、手摺の付いた岩場など、あっという間に山頂直下の展望所に着いた。景色を満喫して、祠を参拝後、少し奥の標識のある山頂で昼食とした。ここは林の中でベンチもあり、涼しかった。表登山道は、野球部員がトレーニングをしたり、軽装の人達が多く登っていた。
 下山は『滋賀県の山』のコースを辿ることにした。表登山道からガラリと雰囲気が変わり、シダの緑が美しい急坂をドンドン下った。途中、北尾根・表登山口の分かれがあるが、緑化公園まで下りた。整備された散策コースを行くと、野鳥観察の小屋があった。散策路から振り返ると三上山が裾野を広げ、富士山そっくりに美しかった。こかげのコルから北尾根縦走路に入った。ここから、またガラリと雰囲気が変わり、鈴鹿のような風化したザレ場が続き、奇岩が出てくる。ずっと三上山を眺めながらの稜線歩きは素晴らしかった。
 散策コースと北尾根縦走路では誰にも出会わない。木陰のない北尾根縦走路は暑かった。展望のない妙光寺山を早々に後にして、妙光寺磨崖仏に立ち寄り、柵の門を出て野洲駅までは思いのほか近かった。
 三上山だけ登るより、三上山を眺めながら縦走することをお薦めしたい。(田代 記)

・日 程=6月23日
・コース=野洲駅(9:40)〜登山口(10:17)〜妙見堂跡(10:33)〜三上山(11:25〜12:05)〜散策コース(12:36)〜
     こかげのコル(13:20)〜妙光寺(14:22)〜磨崖仏(14:36)〜柵の門(14:48)〜野洲駅(15:10)
    *コースタイムは、写真を撮りながらなのでゆっくり。
・参加者=児玉庸助・田代妙子
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